祭典・行事

当社では四季折々の祭りを行っています

古来より景勝の聞こえ高く、様々な古書にて記述が散見される御穂神社。 創建以来より伝わる数多くの伝承、神事、そして舞を今に伝えます。

殊に「筒粥祭」では、古代の常世信仰の古式をそのまま現代に伝え、我が国の中で最も古い占いの形式として学術的にも非常に貴重な伝承行事とされています。 ご参拝の折に是非ご覧いただければと存じます。

また、お祭りを通して、三保の明神さんとのご神縁がより深く結ばれますよう、多くの方のご参列・ご奉賛の程、心よりお待ちしています。

日の出祭(羽車神社)
1月1日午前6時30分
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1月1日午前6時30分より御穂神社”離宮”羽車神社にて神事を行い、三保松原にて初日の出を拝みます。打ち寄せる白波に松原、霊峰富士を仰ぎながら初日の出を拝めるのは三保ならではとして、多くの人で賑わいます。
歳旦祭
1月1日午前8時
新玉の年の始めを祝ぎ、皇室の弥栄と国家安泰、また地域の平和と繁栄を祈念します。
新年祈祷
1月1日~3日 午前9時30分~午後3時30分
年初にご家庭や会社、事業所、団体等の諸祈願を受け付けています。詳しくは当社からの案内をご確認ください。
元始祭
1月3日午前10時
皇位の元始を祝ぎ、皇室の弥栄、国家安泰を祈念します。
厄除け特別祈祷
2月の節分の日を中心に
旧暦での新年にあたります。厄年にあたる方は、節分の日をはじめご都合の良い日にぜひお参り下さい。詳しくは当社からの案内をご確認ください。
筒粥神事(特殊神事)
●神迎えの御神事
2月14日午後7時頃より(午後6時より忌火おこし)
神事の後うらないの判定
●神馬舎にてお腹くぐり
2月15日午前11時頃~午後8時頃
●筒粥祭並びに職域安全祈願祭
2月15日午前11時
祭典後舞殿にて「羽衣の舞」奉納
●海上安全・大漁満足祈願祭
2月15日午後2時
祭典後舞殿にて「羽衣の舞」奉納
5時頃舞殿にて「羽衣の舞」奉納
6時頃舞殿にて「羽衣の舞」奉納
7時頃舞殿にて「羽衣の舞」奉納
当社創建以来の神事で、特に鎌倉時代、幕府の政治の吉凶や公卿などの運勢に関する占いが盛大に行われていたと伝わります。
14日の深夜から15日の未明にかけて行いますが、14日夜の奉告祭の後、「神の道」を通り、「羽衣の松」の前の波打ち際に神迎えの神座を設け、神迎え神事を行います。そして15日未明にかけ、拝殿前にすえた大釜にて筒粥を焚き上げ、その筒の中の粥の詰まり具合で農業・漁業・株式の吉凶を占います。
15日午前11時にその結果をご神前にて奉告し、生業の繁栄を祈念します。古より無病息災のご加護が授けられると伝えられ、この結果を求めて参拝者の数は増加します。
大祓式(夏越大祓)
6月30日午後3時
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6月30日の大祓を「夏越の大祓」といいます。日々の生活の中で知らず知らずのうちについた罪・穢れを祓い清め、清々しい気持ちで明日からの生活にいそしめるよう祈念します。
式では、大祓詞を唱え、人形にて半年間の罪・穢れを祓います。その後、神職と共に茅の輪をくぐります。
この茅の輪を左・右・左と三度くぐり抜けますと心身を清め災厄を祓うとして古より行われてきました。古歌に「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶといふなり」と詠まれています。
薪能
10月頃
※詳しくは市のホームページをご確認ください
CEO(火入れ式の様子)
昭和59年より開催され、日本随一と称される「三保羽衣薪能」を三保松原にて上演します。
例大祭
●神馬舎にてお腹くぐり
11月1日午前11時頃~午後8時頃
●例祭
11月1日午前11時
祭典後舞殿にて「羽衣の舞」奉納
●海上安全・大漁満足祈願祭及び交通安全祈願祭
11月1日午後2時
祭典後舞殿にて「羽衣の舞」奉納
5時頃舞殿にて「羽衣の舞」奉納
6時15分頃舞殿にて「羽衣の舞」奉納
●湯立神事
11月1日午後7時(午後6時より忌火おこし)
祭典後舞殿にて「羽衣の舞」奉納

当社創建以来の「湯立神事」や「羽衣の舞」をはじめ、古式ゆかしく神随盛大に齋行されます。「湯立神事」では、熱湯を浴び無病息災を祈念します。

湯立神事は、拝殿前に据えられた大釜にて熱湯を仕立て、小笹をその湯に浸し、参拝者の頭上を高く強く振り払う神事です。この降り注ぐ熱湯に浴した者は七難既滅し七福生ずるといわれます。当社に古くから伝わっており、境内に多くの人が集います。

七五三祈祷
11月頃
詳しくは当社からの案内をご確認ください。なお、七五三祈祷は年中受け付けております。
大祓式
12月31日午後3時
12月31日の大祓を「年越の大祓」といいます。新たな年を迎えるにあたり、心身を祓い清めます。
除夜祭
12月31日夜
一年を締めくくり、無事に過ごせたことに感謝し、新しい気持ちで新年を迎えるためのお祭りです。

その他

羽衣の舞
CEO
神代より当社に伝承される巫女舞で、我が国最古の倭舞。その発祥は当神社由緒(二神降臨)の物語り訛によるものと伝わります。
常世波打ち寄せ霊峰富士を仰ぐ三保の浦は古代より禊の聖地であり、天女が降り舞い遊ぶと伝わるほど美しい浜辺でした。こうした背景の元、駿河の舞は生まれました。奈良時代には「羽衣伝説」が三保に定着し、「羽衣の松」とともに「羽衣の舞」と人々に呼ばれ、今日まで受け継がれてきました。
なお、「舞は駿河舞」と清少納言が称えるほど京の公家たちにとっても人気があり、東遊駿河舞は相当古い時代から宮中や京都の賀茂社、奈良の春日大社の祭礼にて奉納されてきました。御穂神社・羽車神社では、江戸時代まで毎年奉納されていました。昭和十五年(1940)に「浦安の舞」が奉納されるのと同時に「羽衣の舞」の奉納が途絶えてしまいましたが、昭和五十五年(1980)当社筒粥祭において復活しました。
「や有度浜に駿河なる有度浜に打ち寄する浪は七草の妹ことこそよしことこそよし」東遊駿河舞
「有度浜に天の羽衣昔きて振りけん袖もかろやかにかろやかに」羽衣の舞
現在、奈良時代の官女の衣裳、室町時代の能の冠、平安時代の能因法師の詞を取り入れ「羽衣伝説」に因んだ「羽衣の舞」は、春と秋の当社大祭において、舞殿にて奉納されます。
神馬のお腹くぐり
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11月1日、2月15日の祭典にて、午前11時頃から午後8時頃まで神馬舎を開放し、神馬の腹くぐり行事を行います。古くから信仰され親しまれており、特に子育てに験があるとされ、腹の下をくぐりお供えの御豆を食べると「かんしずめ」「はぎしり」「寝小便とめ」などの病気が治るとされます。
なお、子供の守り神、また静岡浅間神社の神馬と共に何でも叶う叶え馬として信仰され、絵馬に願い事を書き奉納、祈願する人が多くいます。
※都合により、祭りの時間など変更する場合があります。 詳細は当社までお問い合わせ下さい。